小児・赤ちゃんのたむし感染源はパパ?

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たむしがうつった

うちの子供のたむし
パパからうつったのよ!
ありえない!

ママ友が怒りの電話をかけて来ました

そうなんです、
実際に皮膚科を受診する赤ちゃんや子供が
ぜにたむし(体部白癬)の場合、
父親が同病であることが多いのです。

もちろんママからの感染もありますよ?
女性のいんきんたむしも増えていますので。
(正確には「陰金田虫」ではありません)

幼児や子供が
たむしの菌である「白癬菌」が落ちている
床やカーペットのうえでゴロゴロと
転がっただけでうつることがあり
「顔」や「手」にも感染します。

自宅はもちろんですが、
おじいちゃん、おばあちゃん宅も注意です。

なぜなら、
年をとると掃除もおっくうになり
おおむね若い人より
掃除機をかける頻度が減り、
白癬菌が多く床にちらばっているからです。

子供の肌の状態は?

はじめは
小さな虫さされのようなブツブツではじまり
やがて、赤く丸い環状にフチが少し盛り上がって
広がっています。

赤ちゃんのたむし

よくみると
プツプツした小さな水疱が
並んでいて
鱗屑(りんせつ)という、
粉がふいたような角質も付着しているときがあり、
これは
皮フの角質が肥厚してはがれてきたものです。

範囲が広がっていくので
中心部分は治ってきている時もありますが、
逆に、
中心部分がさらに新しく病変が生じ、
二重の輪になっ ている場合もあります。

ぬり薬は注意

ただの湿疹かと思って
ステロイドのぬり薬を塗ってしまうと
とても大きな輪に広がってしまい
ちょっと服をめくってみただけでは
「輪」ではなく「線状」に見えてしまいます。

当院では「ニゾラールクリーム」と「プロペト保湿剤」を処方しています

「保湿剤」についてですが、
もともと皮フが持っているはずの
「皮ふバリア機能」がきちんとはたらいていれば
感染は起こらないので
普段の生活で感染部のスキンケアに
なにか問題があったのかもしれません。

この保湿剤は
刺激性物質をほとんど含まないので敏感肌にも使え
やさしく皮膚を保護します。

ニゾラールは
イミダゾール系の抗真菌薬です。
1日1回、お風呂上りに塗ります。

きちんと塗っていれば、通常は治っていきますが
10日ほど続けても変わらないときは
くすりを変更して様子をみます。

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