小児の上手な皮膚科のかかり方 5つの方法

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小児や赤ちゃん、幼児などの皮膚科の上手なかかり方、上手な受診の方法、さらに、出費をおさえる裏ワザまで、
ぜひ知っておきたい事をまとめておきます。

わたしは皮膚科に勤務していますが、現場で色々な患者様を見ていると「かかり方の上手な人と、そうでない人」がいる事がわかります。

皮膚科へ行く時の参考にして下さい。
お母さんと赤ちゃん

皮膚科へ行く準備

持っていくものリストです。

■健康保険証
■乳幼児医療証
■母子手帳(検診の記録、ワクチン歴などを見ます)
■お薬手帳
■タオル
■着替え(オムツなども)

また、以前かかったことがある病院なら、その時の診察券。
「音のしないおもちゃ」や「本」(小児科へ行く時には持たないほうがいいです。「おもちゃの奪い合い」になる可能性が大。)

洋服は、前開きで簡単なものに。
また、待っている間は物を食べさせないようにしましょう。

事前に市販のぬり薬なども塗らないようにして下さい。検査の結果に影響してしまい正しい診断が出来なくなります。
水泡もつぶさないで下さい。検査しても正しい結果が出てきません。

できれば、その子の病状、経過をわかっている方が連れてきて下さい。
どうしてもムリな場合は、以下に説明する「メモ書き」などを持参させるといいでしょう。

なお、一緒に住んでいる方で同じような症状の人がいたら、なるべく連れてきて下さい。
たとえば水虫だった場合、同時に治療していかないと、いつまでも家の中に白癬菌が生きていますのでなかなか完治しません。
家族
ベビーカーで入る事の出来る病院も多いですが、混んでいるときはなるべく折りたたんでおくのが”マナー”です。
また、待合室で騒いだり追いかけっこなどをしている幼児などをよく見かけます。
他の患者様もいる公共の場ですので、
しっかりと言い聞かせるか、代わりに見てくれる人がいるなら、あずけてくる事もマナーのひとつかと思います。

診察時間や曜日を確認

特に、総合病院などの大きい医療施設にかかる場合、事前に電話などで
「担当医がいるのはいつか?」
「外来の受付時間は?診察時間は?」

などを確認しておきます。

大きい病院ではドクターが何人もいますが、
ときに、専門医が学会等によって不在であったり、いても手が離せない状態のため診てもらえない事も多々あります。
病院

紹介状を持参していくときも「紹介状があるから」と、いきなり行かないで、
予約の有無、何時頃行ったらいいのか等を聞いておきます。

「午前中」しか受け付けてくれないところがほとんどですから注意して下さい

紹介する側の医師も「どんな先生が担当するか」まではわからない事が多いです。
受付で「紹介患者専用窓口」を設けているところも多いですね。

”近所の町医者”の場合は、
終わる間際などに行くとゆっくりと診てもらえない事もあります。
病院によっては「終了の10分前までに受付を済ませてください」というところもありますので確認しておきましょう。

よく、「空いている時間はいつですか?」と聞かれますが、
こればかりはその日によってなのでハッキリとはお答えできないのですが、
大まかに見ると(大きい病院は別ですが)
「休診日の次の日は混む」
「夕方はすくが17時以降は仕事帰りの人で混む」
「雨がお昼に上がった日の午後は混む」
逆に、
「午後から雨の予報が出ている午前中は混む」
というのはあるかと思います。

また、皮膚科は一般的に「冬」より「夏」の方が混みます。

メモにまとめておく

診察室は独特の雰囲気なので、みなさん緊張しながら入ってきます。

限られた時間なので、
親も大切なことを言い忘れたり、記憶違い、説明が長すぎたりという事が多いので、
的確に病状を伝えるために下記をメモなどにまとめておくと医師側としても助かります。
メモ書き

  • どこを診てもらいのか?(結論から話す)
  • いつからはじまった?
  • どんな症状?その症状は進行中か?
  • 食欲、機嫌は?
  • 薬は飲んでいるか?塗っているか?(できれば持参して下さい)
  • 過去にクスリによる副作用があったか?
  • アレルギーはあるか?
  • 何か検査はしたか?
  • (症状によって)家族に水虫の人はいるか?

わからないことは聞き直す

診察終了後でも、帰りの受付でもかまいません。疑問に思ったことは必ず質問しておきましょう。
疑問

たとえば、

  • 診断についてのくわしい説明
  • くすりの飲み方、回数、時間
  • ぬり薬のぬり方、回数
  • 次回はいつ来たらいいのか?
  • お風呂は入っていいのか?
  • その他、普段、注意することは?

勝手に病院を変えない

もちろん、いくつかの病院で診てもらうことはかまわないのですが、
転医(病院を変える)の時は「紹介状(診療情報提供書)」を書いてもらったほうがいいです。

紹介状は有料になりますが、結局、ムダな「検査」や「くすり」を避けられますし、正しい診断もしやすいので書いてもらうべきだと思います。

また、
万が一、かかった病院で皮膚のトラブルや何かの副作用などがあった場合、
「あそこはもう行かない!」
と、別の病院に行ってしまう方が多いのですが、
まず、はじめに受診した皮膚科へ行って症状を説明し相談してください。
いきなり他の皮膚科へ行っても、
前の病院でどういう処置をしたのかわからないと対処に困ってしまうことが多いのです。

出費をおさえる裏ワザ

これは「大人」が”近所の診療所”を受診したときに使える「なるべく安く済ませる小ワザ」です。

■夕方6時前に受診を■

平成20年4月より、厚生労働大臣よりの診療報酬改定により
平日の18~22時まで、土曜日の12~22時までに行われた診療に対しては、一定の診療報酬点数が加算されるようになりました。

・・・というと難しいのですが、要は、

「平日の夕方6時以降」と「土曜日の12時以降」は少し高くなりますよ。という意味ですね。

ですから
「夕方6時前に(土曜は12時前)」に受診しましょうということです。
時計

■薬をもらうのはなるべく1回にまとめて■

治療で定期的に通っているときに、
「そろそろ薬がなくなるから出してもらおう」という時があります。

このとき「数種類」のクスリをもらう方
(たとえば「飲み薬」と「塗り薬」または「貼り薬」など)は、
なるべく一度にまとめて出してもらうとお得です。

「塗り薬は少し残ってるから、今日は飲み薬だけもらって、塗り薬は次回もらおう」
というのはもったいないです。

薬を出すたびに病院側では「処方せん料」または「処方料」を加算しますから、
1種類のクスリを出してもらっても、5種類のクスリを出してもらっても「処方せん料、処方料」は同じです。
(クスリ分のお金は変わります)

だったら、複数のクスリを一度に出してもらった方がお得ですよね。
小分けにすると、そのたびに処方料をとられますので。
処方箋
さらに、
処方箋を調剤薬局で提出するときに
「ジェネリックでお願いします。」
と一言添えると何割か安くなります。
※最近は、はじめからジェネリック薬を出す先生も多いです。
反対に、ジェネリックの利用を”許可していない”先生も、これまた多いです。

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